MAIL MAGAZINE メールマガジン

メールマガジン

  • 2015年08月発行

    三笠産業メールマガジン Vol.79 FV-302新発売、イスラエル出張記

    三笠の京谷です。

    それにしても毎日暑い日が続きますね…。
    皆様お変わりはございませんか?

    三笠の主力工場がある群馬県館林市は最近
    「暑い街」 として全国的にすっかり有名になりました。
    先週、最高気温39.8度に達した猛暑と
    これを取り上げてくれた各メディアのおかげで、
    駅前に設置してある
    三笠のミスト装置もすっかり有名になりました(^^)/

    さて、その暑い季節に少し涼しくなる話題を…。
    米アリゾナ州スコッツデールに、
    アルコー・ライフ・エクステンション・ファンデーション
    という団体があります。この団体は
    事前に申し込んだ人の遺体を液体窒素を用いて
    凡そマイナス200度で長期冷凍保存をします。
    SF小説や映画でよく見るシーンを想像してみてください。

    一度死亡した人を生き返らせる蘇生は
    現代の医療技術では不可能ですが、
    未来の発展した技術ならば可能になるかも?
    だからその時まで肉体を保存しておこうという試みです。
    これを世間では一般的に「クライオニクス」と呼ぶそうです。

    そんなことは絶対にあり得ない。…と思う方もいるでしょうし、
    数百年後ならもしかしたらそうしたことが可能な
    世の中になっているかも?…と思う方もいるかと思います。
    医療を含めた科学技術は我々の想像を
    遙かに超えるスピードで進化しており、
    数百年後の事など誰にも分かりません。

    遺体を素早く引き取る事が法的に可能なのか?
    団体が財政的に存続できなくなったらどうする?
    災害により保存装置が損傷したら?
    長期間の停電が発生したらどうなる?
    損傷の激しい遺体も保存可能か?
    結局これは新手の詐欺ビジネスでは?
    等々、これら現代人が考える一般的な疑問には
    全てそれなりに明快な回答が用意されており、
    実際に運用が始まっています。

    自分の遺体を冷凍保存してもらう為には
    20万ドル(約2500万円)のお金と
    家族の同意が必須ですが、
    2015年6月現在140人の遺体が保存されており、
    1000人を超える人が申し込んでいます。
    尚、アルコーは米国の研究機関として正式に登録されており
    遺体はドナーという扱いになるそうです。

    ただこの財団の責任者は素直にこうも言っています。
    「我々現職員が生きているうちに解凍されるかはわかりません。
    何百年後、何千年後に行われるかも分かりません。
    未来のアルコーの職員たちが解凍するつもりで準備していますが、
    いずれ政府が介入してきて今とは業務形態が変わるかもしれない。
    あるいは蘇生措置が法律で禁止されるかもしれない。
    遠い未来の事であれば誰も何も断言できません。」

    蒸し暑くて眠れない夜・・・・。
    身近な親族も知人もいない数百年後に
    自分が蘇生した姿を想像してみてください。
    少しは涼しくなるかもしれません。

    今月も三笠をよろしくお願いいたします。

    代表取締役社長 京谷 弘也

    製品紹介

    FV-302インバーター新発売

    高周波インバーター3相200VのFV-302を発売致しました。
    IP56等級の防塵・防水機能は継承しつつ、
    シート型スイッチを4キー化し
    周波数調整及び異常表示や切替性能を拡充しました。
    LEDの表示パネルには、インバーターが異常状態になると
    エラー番号を表示する等これまでの機能は全て踏襲し、
    加えて過去データのバックアップ容量を大きくアップ、
    またレンタル使用を想定してエラー履歴の消去を可能とし、
    現場ごとのトラブル原因の特定を容易にしました。
    この違いは見た目からでは判りませんが、
    前機種から格段に進化し使い易くなっています。

    詳しくはこちら(PDFファイルです)
    https://www.mikasas.jp/info/pdf/vol79info1.pdf


    新型高周波インバーターFV-302を是非ご検討ください。
    詳しくは弊社営業マンまでお問い合わせをお願い致します。


    動画で紹介!MCG-50溝掃除機

    6月号で発表させて頂きました新ジャンル商品MCG-50溝掃除機。
    今回はそのパワフルさを皆様に実感頂く為に、
    動画を撮影致しましたのでご紹介させて頂きます。
    今回撮影した現場は、歩道のアスファルトの割れ目からしっかりと
    根の張った雑草が生えている状況で、
    この雑草駆除が使用の主目的です。
    なかなか手強い相手ですが、スタンダードな直線運転に加え、
    広い割れ目に幅広く雑草が生えているような場所では
    ワイヤーブレードを左右に抉る運転が有効です。

    それでは下記の動画でそのパワフルさをご確認ください!
    https://youtu.be/OXCzBcfBv4E

    ご覧いただきました新ジャンル商品、MCG-50溝掃除機を
    是非ご検討お願い致します。
    詳しくは弊社営業マンまでお問い合わせください。

    三笠通信

    イスラエル出張記

    ♪飛んでイスタ~ンブ~~ル~~光る砂漠でロ~~ル~~~

     ・・・しかし古いな。歌のようにロールはせず(そもそもロールってなんなんだ?)イスタンブール経由でイスラエルの都市、テルアビブへ。自身も初めての中東で、全くの未知の国。ほんの少し(10年以上)前まで長野県で『長野って広いな~』と思いながらバイブロコンパクターをせっせと販売していたのに、気付いたらアジア圏の担当になり、先々月からヨーロッパ・アフリカ担当となっている自分の姿を振り返ると不思議なものです。

     私が訪問したテルアビブは観光客が多い海沿いの地区、夜8時まで日没にならず綺麗なビーチではサーフィンをしたり泳いでいる人が大勢いました。しかし私は出張。焼ける様な日差しを浴びながら波ではなく車に乗って客先廻り。観光とは無縁だな~と思っていたら思いがけない幸運が。三笠製品を贔屓にしてくださっている会社を訪問したいと代理店にお願いしたところ『ジョルサレンに良い販売店がある』とのこと。時間は掛かる場所だが折角なので、と向かう事に。ところでどんな街?と聞いたところ『イスラエルの首都だよ』との回答・・・え?あ、あ~なるほど~・・・エルサレムのことをイスラエルの人々はジョルサレン(Jerusalem)と呼ぶそうです。またイスラエル内では自国の首都はエルサレムだと主張しているが、領土問題から国連などでは首都と認めておらずテルアビブが首都とみなされているとの話。なるほど~。私も行くまではエルサレムが首都だと思っていましたが、確かに色々と問題がある地区でしたね。
    美しいビーチ
    私は仕事
      
    『エルサレム』
    世界三大宗教キリスト教、イスラム教、そしてユダヤ教の聖地。テレビで見るような悲しい歴史と荘厳なイメージを持って街中に入ると・・・

    “大都会”

     建物の外壁を塗装してはいけないとのルールがあるそうですが建物自体は立派な新しいビルばかり。勿論私がが行った新市街地ではなく、嘆きの壁などの有名な地区に行けばテレビで見るような風景が楽しめるようですが、市内は渋滞も酷くて観光地に行くだけの時間もなく、残念ながら断念。エルサレム内では建設会社も販売店も全てがアラブ系でイスラム教徒が多いとのこと。そんな話を伺いながら件の販売店に到着、ラマダン(断食月)で休みの時期にもかかわらず会ってもらえました。ユダヤ教の代理店とイスラム教の取引先。政治上は問題があってもお互い良い関係を築いているとの話に驚きました。世界は広いです。
    大都会
    素晴らしい関係(左端が筆者)
      
     三笠製品を通じて宗教や国など関係なく3者で握手を交わした後の帰り道で『右がパレスチナ、左がアラブ』と国境兼務の長い壁を両側に見て、軍隊が監視している姿を見た時は少し複雑な想いがよぎりました。
    両側にそびえる長い壁 
    軍隊による監視
      
     さて逆にイスラエルでのがっかり感。
    1.
    ITイノベーション国家と呼ばれるほどIT系ベンチャー企業が数多いイスラエル。機械音痴の私には良く判らないけど、さぞや凄い電子機器があるのだろうと思いながら空港から乗ったタクシーの中のカーナビ・・・子供のころこんなゲームがあったな~。
    テレビゲーム?
      
    2.
    『イミグレで出入国スタンプを押されると中東諸国に二度と入国できない』らしい。 今は違うシステムらしいが念のため入国時に『あ、スタンプ押さないでね』と軽くお願いしたら『なんで!?』と入国管理の怖そうなおば・・・お姉さまに聞かれる。『いえね、次の出張でトランジットの為に…』とあわてて説明。 そんなことも忘れていた帰国時。休日の為か大量に人があふれる空港でようやくセキュリティチェック。日本人だし問題ないだろうと渡したパスポートにはインドネシアやマレーシアと言ったイスラム教の国々のスタンプ(それぞれ結構な回数・・・出張ですよ!)。別の係員が呼ばれ、これらの国々の訪問時期に理由、会った人物の名前、最後に話した内容と時期・・・。30分も延々同じ様な質問をされる羽目に。疲れ果てながらも解放されてチェックインをすると、また別の係員が私のパスポートにインドネシアのスタンプを見つけて別の警備員が呼ばれて・・・。精も根も尽き果てました。中々こんな体験談はないだろうと、帰国後某先輩にその話をしたところ、『自分は別室まで連れて行かれて身体検査でパンツ一丁にさせられて、全部の荷物を開けられ、パンツ一丁の姿のまま2時間も取り調べを受けるほどの屈辱を味わった。』との話・・・負けました。 滅多に行けない国なのに海も体験できず、観光地へも行けず、イミグレのトラブルもあり中途半端・・・な旅でした。・・・し、仕事はその分しっかりやりましたからねっ!
      
    海外営業部海外二課 氷上 記


    暑さ最高潮・館林

     館林工場のある群馬県館林市は日本屈指の猛暑地域ですが、7月14日時点で今年の全国最高気温39.3℃を記録しました。(その後8月1日に岐阜県多治見市で39.9℃を記録、これが現時点での今年の最高気温です。館林市は8月5日に39.8℃を記録しています。)館林工場内は日中の体感温度が45℃位にもなり、屋外では“暑い”を通り越して『痛い』程。そこで猛暑対策として、『業務中は常に水分補給』を工場全体で心掛けております。今後も各地で猛暑が続く予報が出ているようです。皆様、熱中症には十分にお気を付け下さい。
     7月15日発行上毛新聞の紙面に、この猛暑の記事と共に、先月号で紹介させて頂きました館林駅前クールクールゾーン(三笠エポックミストが使われています)が掲載されていましたのでご紹介させて頂きます。

    7月15日発行上毛新聞(画像をクリックすると拡大します)
      
    さて、そんな猛暑が続く7月末のある日のこと・・・
    N所長「駅前のミスト、増設が決まったぞ!」
    T係長「マジっすか!でも、確かにめっちゃ暑いっすもんね。」
    N所長「さあ、取り付けに行かなきゃ、キミも手伝ってくれ!」
    T係長「これで所長の人気もうなぎ登りっすねっ!」
    N所長「キミもね・・・」
    T係長「マジっすか!?いやぁ、あはは・・・マジっすか~・・・」
    N所長「ったく、マジで照れてるよ、こいつ・・・(ため息)」

     こんな会話があったかどうかはさておき、館林駅前のミスト増設、これはマジなんです! 7月29日、東口階段下部分に“ミストde涼み処”が新たに設置され、弊社北関東営業所2名が心を込めてセッティングさせて頂きました。時間にもよりますが日陰になりやすい場所ですので、清涼感も更にアップ。より多くの方々に楽しんでいただけるようになりましたので、館林にお越しの際は是非ご体感下さい!

      
    かんとりーBOY 記

    編集室より

    今月号は夏休みを考慮し8月11日に配信とさせて頂きました。
    8月11日と言えば、来年からは『山の日』という祝日になりますね。
    折角だから山へピクニックにでも繰り出そうかな・・・って、ん?
    ということは来年メルマガ配信は更に前倒しだ・・・締切も・・・
    休日が増えて嬉しい、という感情が希薄になったのはいつからだろうなぁ。

    さて、三笠産業株式会社は
    8月13日(木)、14日(金)を夏季休業とさせていただきます。
    8月17日(月)より通常業務となります。

    読者の皆様、熱中症には十分に注意され、
    充実した夏休みをお過ごしください。

    【 編集者 かんとりーBOY 】