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  • 2025年06月発行

    三笠産業メールマガジン Vol.197 第79期笠友会総会、令和7年神田祭

    三笠の京谷です。


    今月から三笠にとっての新年度(第79期)がスタートしました。


    いつ何時、何を言い出すかわからないトランプ大統領の存在もあり、
    何とも先の読みづらいご時世ですが、そんな時ふと思い出したのが
    「波の高い低いに気をとられるな。潮の流れを見よ。」
    という言葉です。
    この言葉はかれこれ20数年前、当時「金儲けの神様」と呼ばれていた
    邱永漢(きゅう えいかん)さんが三笠の館林工場に来てくれた際、
    色紙に書いてくれたものです。


    既に故人となってしまった邱永漢さんですが、館林工場の玄関に
    白いロールスロイスで乗り付けてこられた姿は忘れられない光景であり、
    このサイン入りの色紙は今でも大切に館林工場に飾ってあります。


    そしてこの「波の高い低いに気をとられるな。」というのは
    物事の変動や波乱に振り回されず、常に大局的な視点で物事を捉えろ。
    という教訓であり、「潮の流れを見よ。」は、
    渡世で大切な潮目の変化を見逃すな。
    という教えでもあります。


    「小泉米」(随意契約による備蓄米)の流通により「令和の米騒動」も
    潮目が変わってきましたし、相変わらず虚勢を張っていますが
    トランプ大統領の勢にも流れの変化を感じます。


    今期はこうした重要な潮目の変化を見逃すことなく、
    何が起きても慌てず騒がず対処していきたいと思います。


    今期も三笠をよろしくお願いします。


    代表取締役社長 京谷 弘也

    三笠通信

    第79期笠友会総会

    5月14日(水)~5月15日(木)の両日、千葉県のヒルトン成田にて第69期笠友会総会が、盛大に開催されました。


     会員総数31社中26社34名と賛助会員13名の、合計47名の皆様に御参加いただきました。


     館林から参加した小生は電車には不慣れ。
     スマホのアプリをにらみながら、「乗り遅れは許されない」、そんなプレッシャーが掛かる中、乗り換えのタイミングにドキドキ。
     間違えたらどうしよう……と不安になりつつも、電車を乗り継いで進みます。
     そして、ようやく「空港第2ビル駅」に到着!
     長い道のりを経て、無事たどり着いたときの安心感といったらもう……。


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    会場となったヒルトン成田


     総会では、長谷川笠友会会長から「関税の先行き、材料費の懸念、様々に不透明な要因はあるが、笠友会で三笠産業を盛り上げていきましょう!」と力強いご挨拶をいただきました。


     続いて、京谷社長よりご自身の近況報告、越後管理本部長より弊社の近況、今後の見通しについての報告と進み、議案も慎重な審議を経て無事に終了し、つつがなく総会を終了することが出来ました。


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    総会でご挨拶される長谷川会長


     二日目、観光組は成田山新勝寺を参拝しました。


     歴史ある立派なお寺で、境内はとても広く、歩くだけでも気持ちが引き締まります。

     今回の参拝では、専属のガイドさんが丁寧に案内してくれました。
     通常は約4時間かけて説明する内容を、特別に1時間半にギュギュギュッと凝縮して解説。
     ポイントを押さえたお話で、成田山の歴史や見どころ、歌舞伎との深いつながりをしっかり学ぶことができました。
     短い時間ながらも、心が洗われるような貴重なひとときとなりました。

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    成田山新勝寺

    境内の池には、なんと亀がたくさん!
    甲羅干しをする姿にほっこり癒されました。


     ゴルフ組は太平洋クラブ成田コースにてゴルフコンペに参加されました。


     心地よい春風に包まれた絶好のゴルフ日和。和気あいあいとした雰囲気の中にも、随所で熱戦が繰り広げられました。


     優勝は、北新梱包運輸株式会社 庭山 文雄 様、準優勝は株式会社クボタエンジンジャパン 中畑 聰史 様となりました。


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    素晴らしいゴルフ日和の中でのプレーとなりました


     両日とも好天にも恵まれ、笠友会総会を無事に終了することが出来ました。


     ご参加された会員皆様のご健勝とご隆盛を心より祈念いたしまして締めとさせていただきます。


    三笠産業株式会社館林工場 管理部 須原 記


    令和7年神田祭

    三笠メールマガジン読者の皆様、お久しぶりです。2年に1度の登場です。


     去る5月10日(土)、11日(日)、江戸総鎮守であり三笠産業の氏神様でもある、神田明神の例大祭にて、弊社のある神田猿楽町の神輿渡御へ社員有志として、今回も参加させて貰いました。


     10日の神幸祭を見るべく、7時過ぎに神田明神に到着。

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    神幸祭(出発前)


     朝から雨模様。境内で手伝いに来ていた浅草の鳶頭へ挨拶に行ったら、早く帰りたいと、ぼやいてました。
     神幸祭の出発を見送ってから、神田明神を参拝。
     神田祭期間中は特別に、平将門命像を拝観する左側の入口が開いているので、そちらから参拝するのもお薦めです。


     参拝も終わり神幸祭を見物する為、神田猿楽町へと向かい町会の役員さん達に挨拶を済まし、小川町からの受け渡しを見た所で、弊社本社前に移動。
     NHKさんが神幸祭の取材に来ていると思ったら、弊社隣のお米屋の奥さんが取材を受けていました。


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    神幸祭(三笠産業本社前の様子)


     神幸祭を見た後は、雨が降っていたので午後まで神保町界隈を散策しながら待機。
     12時半頃に本社に入り、祭装束へ着替え。


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    神田祭用に用意した三笠マーク入りの装束と提灯(今回2本追加)


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    三笠ロゴ入り半纏も新調


     午前中降っていたお清めの雨も、集合時間には上がり一安心。


     午後2時より神酒所で出発式と鏡開き。2時半より町内渡御が始まりました。
     初日の担ぎ参加者は社員2名(1名遅刻)とOB1名、他に自分の仲間7名。
     なぜか自分の仲間が高張提灯を持つ係に任命されてました。


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    祭礼の無事成功を祈念して鏡開き


     例年と同様、猿楽通りから錦華通りへ向かい、町内を回り豊島屋本店さん(東都のれん会加盟店、神田明神や明治神宮の御神酒、白酒で有名)で大盤振舞い(休憩)。

     休憩が終わると、豊島屋の社長さんが10分以上頑張って肩を入れていました。


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    豊島屋本店前(社長さんの勇姿を社員さんが撮ってます)


     町内を回って、次は三笠産業での大盤振舞い。遅刻していた同期のU係長も到着。

     用意した弓張提灯を二人で担ぎ、残りの2つは本社前に設置(本当は社員4人で提灯を掲げて前を担ぎたい所ですが、参加者が足りません(涙))。


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    本社前、同期2人で


     大盤振舞いの準備も済んで準備万端の有志一同が見守る中、三笠産業本社へ神輿を向けて差し (その場所に対して、敬意を持って神輿を高く掲げ上げる事)。


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    三笠産業本社に向けて差す神田猿楽町の神輿


     私は今回も拍子木を打たせて貰い、大盤振舞いへ。


    本社前、木入れ風景(藤岡常務撮影)

    (動画リンク元:https://www.youtube.com/shorts/qke8SaoVXrg


     担ぎ手が待ちに待った休憩『大盤振舞い』。 ビール、日本酒、ジュースに、揚げ物、サンドイッチ、オードブル、細巻き寿司、バナナ、そして田中取締役が持参してくれた 葉山コロッケと、テーブル一杯の飲み物と食べ物。我先にと担ぎ手が列を作り、どんどん無くなっていきました。コロッケも美味しくてすべて完食。


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    用意された飲み物、食べ物


     大盛況の休憩も終わり田中取締役の「神田祭おめでとうございます」「この後も頑張って下さい」との挨拶の後、藤岡常務が一本締めて神輿渡御を再開しました。


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    田中取締役の挨拶


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    藤岡常務の一本締め(テーブルはすっかり空に)


     神輿は神田猿楽町を後にし、駿河台下交差点に向かい、交差点を通行止めにして近隣町会との5基で太鼓やお囃子を背に渡御をして、町会に戻り最後の休憩。


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    駿河台下交差点の様子(各町会一斉に神輿を差しています)


     石毛食料品店さん、浅野屋さん(創業100年の蕎麦屋、浅和会・木鉢會加盟店)と回り、浅野屋さんから、最近は三笠の社員さんも来ているよ、なんて言われつつ地元老舗による接待を受けて、少し暗くなってきた道を神酒所まで帰り、お弁当を貰って1日目の渡御は終了しました。


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    浅野屋さん(お孫さんが拍子木を叩いています)


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    神酒所(道中灯りが無いと暗いです)


     会社に戻ると、何時も通り絶好調でお酒を飲んでいる社員の姿が……。その中で、仲間のお土産に子供達が大喜び。酒のつまみをむしゃむしゃと食べる姿に、2年後の神田祭にはどんな感じになっているのだろう(将来は大酒飲み?)と、楽しみの様な不安な様な。
     仲間が日本酒が飲みたいと我が儘を言って、神棚にお供えする筈のお酒やビールを平らげてしてしまうなどありましたが、楽しい時間が過ぎていくのでした。


     2日目、会社からの担ぎ手の参加者は自分のみ。ですが町会役員さん達から昨日の大盤振る舞いのお礼等を言われ気分良くスタート。
     神田明神への連合渡御、今年は猿楽町町会が当番町会の為、神田中央連合5町会が錦華通りに集合。神酒所から集合場所まで移動中、豊島屋さんの社長さんが見送ってくれました。


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    神輿を見送る豊島屋の社長さん(カネジュウ半纏の御方)


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    神田中央連合各町会役員さん揃い踏み


     鳶頭の木遣りと共に一斉に神輿を上げ神田明神に向けて出発。
     天気も良く日曜日という事もあって参加人数は多かったので、あまり肩を入れず昨日担いでいない他の人に担いで貰いました(楽したい訳ではありません(笑))。
     神輿は明大通りを上り、御茶ノ水駅前を抜け、聖橋を渡り神田明神へ。


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    御茶ノ水駅(聖橋口前)


     鳥居からの宮入りは、町会関係者が真ん中の2本を交代で担ぐ事になっていました。 隋神門まで進み境内までは仲間を入れる為に、担ぎ手交代の手伝いを行い、境内では右肩の中に入り込んで担ぎました

     今回の宮入は参拝含め各町会8分と短かった為、先に棒の中に入って待機していました。時間通りに終わりましたが、ちょっと物足りない感じに。


     神田猿楽町宮入の様子はYouTube神田明神・神田祭チャンネルでご覧いただけます。(神田猿楽町の宮入の様子は3時間43分頃から~)


    神田明神・神田祭チャンネルより

    (動画リンク元:https://www.youtube.com/watch?v=ZhcQ1QdQ49g


     神田猿楽町公式チャンネルでは、VRカメラで撮影した動画をアップしています。


    令和七年 神田祭 神田猿楽町 宮入 VR 360°
    (画面をクリックしたまま左右上下に動かす事で、360°周囲を自由に見渡せられます)

    (動画リンク元:https://www.youtube.com/watch?v=7b2wIZuG5SU


     神田明神神職のお祓いを受け、全員で参拝、青野町会長の挨拶の後に元気よく担ぎ上げ、神田明神を後にしました。
     神社を出た所で、他の仲間が美味しそうに生ビールを飲んでましたけど、決まりなので昼まではガマンガマンっと。


     帰り道は車道側の左肩を担ぎましたが、先程までの活気は無くと云うか、聖橋から本郷通りを曲がるまでは担ぎ手の交代も水分補給も儘ならず、町会の人と4人でヒーヒー言いながら担ぎました。
     明治大学で昼食の為、押し込んだ明大生に頑張って貰い、ようやく昼休憩。助六と念願のお酒!!


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    お昼ご飯


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    午後の渡御開始(日本大学病院前)


     昼休憩後は明治大学から開始の為、明大関係者が前を担ぎますが、道路の反対側には日本大学の校舎が。

     神田猿楽町には日本大学経済学部もあるので、どうするのか仲間と面白半分で日大生に聞いてみたら、「ここは明治さんにお任せします」との事でした。(みんな楽をしたいとは言わないですよね(笑))。

     神輿は駿河台下交差点を通行止めにして、お囃子と神田女学院の太鼓が響き渡る中を神田中央連合5基の神輿が交差点を練り歩き、中央で差し。ここで中央連合は解散し、各町会に戻って行きます。


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    駿河台下交差点の様子


     神田猿楽町に神輿が戻り休憩後、ドラマ等でよく使われる神田猿楽町詰所、神田女学院前にて太鼓での歓迎。 町内の居酒屋さんで接待を受けながら学校や会社の前を各々関係者が前を担ぎ、町内を周り神酒所まで渡御。神酒所に近づくほど盛り上りを見せ、 最後は町会役員、婦人部さん達に肩を入れて貰い、大盛り上りで終了。三本締めにて大団円〆


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    神田猿楽町詰所(旧猿楽町派出所)前


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    神田女学園(太鼓演奏に対しお礼として差しています)


     続けて町内を回った神輿より神田明神へ御霊を戻す「神霊返し」を催行。
     しんと静まりかえった雰囲気に「あぁ、終わったのだな」と一抹の哀しさを感じました。


     まぁ、次の週には浅草の三社祭に行ってたんですけど。


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    神霊返し


     お弁当を貰い会社で着替え、町会へ貸袢纏を返しに行ったら「三笠産業です」の声に「三笠さんなら大丈夫だ」と確認しないで返却できた事に、町会からの弊社への信頼関係を感じました。
     町会長役員さん達から「また次も期待しているよ」や「三笠さん担ぎ手を増やしてよ」なんて言われながら笑顔で挨拶して帰路に着きました。


     最後に、2年ぶり登場の自分ですが群馬県館林市の物流センターに勤務していますので、皆様にお会いする機会は少ないですが、日本全国、世界各国へ製品の荷捌きを行いつつ会社の勢いを肩で、いや肌で感じています。今後とも三笠産業を盛り上げて行ける様がんばりますので、皆様「三笠産業」をよろしくお願いいたします。
     では、また次の神田祭のメルマガでお会いしましょう。


    生産管理部 物流業務課 岡部 記

    編集室より

    食事に気を付けた効果が出て、体重が減ってきました。


    あと少しで標準体型になれそうですが、何故か週末に体重が増えます。
    以前のように、ラーメン大盛を食べたりしていないのに、です。


    理由は、平日は会社に通勤しているから、と思われます。
    階段を上り下り、満員電車に揺られながら姿勢を維持、急ぎ足で徒歩移動。
    これらが地味に運動になっているのです。


    週末も急ぎ足で移動し、電車内も立っていれば痩せそうですが、
    続かない気がするので、止めておきます。


    【 編集者 蝦夷の申 】