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  • 2020年03月発行

    三笠産業メールマガジン Vol.134 前編 第31回海外視察旅行他

    三笠の京谷です。

    新型コロナウイルス(COVID-19)の社会的影響がおさまりません。

    前月に想像していたより全世界的に感染の拡大は続いていますし、

    経済活動への影響も計り知れなくなってきました。

    この騒ぎがいつおさまるのか?誰もが一番気にしていることですが

    今は唯々一日も早く収束することを祈るばかりです。

    さて、今回のコロナ騒動で思い出したのが昨年読んだ一冊の本。

    作家兼マルチタレントである、いとうせいこう氏が書いた

    『「国境なき医師団」になろう』という本です。

    国境なき医師団(通称MSF)とは何ぞや?

    名前を聞いたことがあってもその実態を正確に理解している人は

    意外と少ないと思います。

    私もこの本を読むまでは全く何も知らない1人でした。

    いとうせいこう氏はある事がきっかけで国境なき医師団の活動に

    興味を持ち、世界各地での活動に取材に出かけ2冊の本を書いています。

    今回紹介する『「国境なき医師団」になろう』という本はその内の1冊で、

    日本人団員7人へのインタビューと、筆者が取材に出かけた五ヶ国、

    ハイチ、ギリシャ、フィリピン、ウガンダ、南スーダンの現地ルポで

    構成されています。

    現地での生々しい悲惨な状況も描かれていますが、主眼はそこで働く

    国境なき医師団の面々に、スポットを当てて書かれています。

    特に国境なき医師団の場合、その半数以上が非医療スタッフであり、

    その仕事は医療施設の建設、衛生的な水の確保、安定した電気の設置、

    等々多岐にわたり、そのバックアップ体制の重要性が描かれています。

    今回の新型コロナウイルス発祥の地”武漢”で感染者用の専門病院を

    僅か10日間で完成させた事例を見ながら、この本に書かれている、

    医師による医療活動の充実にはその前段階として非医療スタッフの

    活躍がいかに大事かという話を実感しました。

    今月も三笠をよろしくお願いいたします。

    代表取締役社長 京谷 弘也

    製品紹介

    速報!新たに2機種がNETIS登録されました!

    NETIS(新技術情報提供システム)に超低騒音型ローラー、低騒音型カッターが登録されました。

    NETIS登録番号は下記のとおりとなります。是非お試しください。

    モデル:MRH-502DS-SS

    技術名称:超低騒音型バイブレーションローラー

    登録番号:KT-190125-A

    MRH-502DS-SS.png

    モデル:MCD-318HS-SGK

    技術名称:低騒音型コンクリートカッター

    登録番号:TH-190007-A

    MCD-318HS-SGK.png

    三笠通信

    海外エキシビジョンレポート2020-2 SWITZERLAND

    スイス代理店Hutter社

    設立40周年記念『Open House』展示会開催

     スイスの代理店Hutter Baumaschinen AGはこの度設立40周年を迎え 、2月14日から16日まで、Altstättenの本社特設会場にて記念展示会『Open House』を開催しました。 会場には200名以上の来客がつめかけ、創業者の Rune Hutter前社長とその奥様 Trudy Hutterさんを囲んでラクレットチーズを楽しむなど大盛況となりました。

     この設立40周年記念展示会『Open House』は、3月にはPalézieux支店、10月にはWangen an der Aare支店、11月にはInwil支店での開催が予定されています。

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    パワーショベルの運転技術コンテスト

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    200名を超す来場者でにぎわう会場

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    笑顔の創業者ご夫妻(右から2番目と3番目)

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    壇上で挨拶する Daniel Steiger社長(左)と Beat Eisenhut副社長(右)

    海外版HP 2020年3月12日 掲載分 より

    https://www.mikasas.com/news/archives/2020/000548.php

    Hutter社のHPはこちら↓

    https://www.hutter-baumaschinen.ch/de/


    第31回海外視察旅行

    (前編) ~ベトナム~

     平素より弊社製品をご愛顧いただきまして、合わせて三笠メールマガジンをご愛読いただき、誠にありがとうございます。第31回社員海外視察のレポートを務めます札幌営業所の小笠原 将人(おがさわら まさと)と申します。日頃より担当地区のお客様には大変お世話になっております。 さて、この海外視察は入社10年を迎えた社員が自ら計画し参加する企画です。今回は営業より私1名、サービス課より2名、そして三笠ベトナムより1名と、大変バラエティーにとんだ同期メンバー4名でベトナムのハノイを2泊3日、オーストラリアのシドニーを4泊5日の旅程で視察をいたしました。 今回はベトナムでの出来事をまとめております。拙い文書ですが皆様に視察先での経験をお伝え出来れば幸いです。

    2/11

     成田空港~ハノイ空港の6時間半のフライトを私、サービス課2名が無事終えハノイへと到着いたしました。 ハノイ空港では最後の同期三笠ベトナムのメンバーと久方振りの再会を果たしました。 かなりやつれた?いやいや精悍な顔立ちになった三笠ベトナム同期の姿に驚きつつも、早速ハノイ市内へと移動いたしました。

     初日は食を!!串焼き、ベトナム料理、屋台での食事を堪能。ベトナム料理を大いに満喫いたしました!!

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    ハノイ名物「ビンミン」チキンの串焼き

    ハノイ旧市街の様子

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    ベトナム風オムレツ

    タバコの押し売りに合うH氏(4箱買わされてました…)

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     2日目は三笠ベトナムの松井社長が自らベトナム市内のアテンドをしてくださり、市内散策、オバマブンチャー、ホーチミン廟、ホアンキエム湖、とベトナムの文化を肌で感じる事が出来ました。

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    ハノイ市のメインストリート

    オバマ大統領も食べた絶品ブンチャー

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    廟内は撮影禁止のため遠くより

    ホアンキエム湖の伝説の亀!!

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    壮大な景観のハノイ大教会

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    みんなでニッコリ記念撮影

    (右から二人目は松井社長)

    2/13

     ベトナム最終日の予定は、ハロン湾、ベトナム工場見学、オーストラリアへの出発とハードな予定でしたが、まずはハロン湾の様子をお届けします。

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    雄大なハロン湾

    (皆様お気づきでしょうか、ベトナムでの3日間天候に恵まれなかったことを…)

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    三笠ベトナム社長、工場長による説明風景

    工夫された生産ライン

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    元気溌剌な組立ライン

    皆様からの御注文お待ちしております!!

     個人的に印象に残ったのは三笠ベトナムで働く職員の皆さんでした。1人ひとりの方が見学をする私たちに作業の手を一旦止めてまで、大変大きな声で「こんにちは!!」と挨拶をしてくれました。工場職員皆さんのエネルギー、ひたむきに働く姿は見学をした私達に大変感慨深い経験となりました。

     今を一生懸命生きる力、向上心を持ちこれからを躍進していく力を三笠ベトナム社員から感じ、今一度、自身の仕事に対する姿勢、三笠産業社員としての10年間の自身の道のりを見直す大変良い機会となりました。

     私がこの10年間、三笠産業にて務める事ができたのは、諸先輩方、同期、皆様に支えていただいたおかげです。誠にありがとうございます。今後ともご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。

     また、最後となりますが、お客様のご愛顧、優しさにより私は三笠社員として務める事が出来ております。まだまだ、ご面倒をおかけする事もございますが、今後も変わらぬご贔屓を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

     今回の視察により得た経験を活かし、より一層の躍進を皆様にお約束し、レポートを終えたいと思います。長らくお付き合いいただき、誠にありがとうございます。読者の皆様のますますのご健勝を、心よりお祈り申し上げます。

    東日本営業部 札幌課 小笠原 記



    ……………………………………………………………………………



    (後編) ~シドニー~

     後半のシドニー視察は三笠ベトナムの堀口が担当させていただきます。

     ハノイの視察が終わり、いざ直行便でシドニーへ。隣の席にはシドニーで日本語を教える夢を持ったハノイの女子大学生。ここぞとばかりに日本の文化や言葉を教わろうという姿勢に圧倒され、感服しながら機内での会話を楽しみました。

      到着初日はハンバーガーで乾杯し、スーパーで物価を調査。食品関係は日本と同じくらいでしたが、私の好きなコーラは¥300、たばこは¥2000以上でした。高くて買えません。注目点は日本と同じで水道水が飲めること。現在ベトナムで苦労している私には、これは非常に助かりました。

     2日目はエッグベネディクトの朝食でセレブ気分を味わい観光に出発。ハーバーブリッジからの景色と世界遺産のオペラハウスを堪能しました。

    「……ん、まてよ、近代建築物がなぜ世界遺産なの?」

    調べてみると「人類の創造的才能を表現する傑作」とのこと。とてもcoolです。私、三笠入社後は技術研究所と三笠ベトナムで開発業務を担当してきましたので、今後の参考にさせていただきます。お昼のビールの酔いを覚ますべく、コーヒー片手にロイヤル植物園を散策すると、インターネットでよく見る光景が広がっていました。

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    シドニー到着!! 世界遺産「オペラハウス」


     素敵な景観に“住んでみたいな”と浮気心を抱きながら都市部の方へ視線を向けると、建設中の建物が沢山あります。人口の増加に対しオフィスビルや新築住宅の着工が追い付いていないとのこと。また、市内では2019年12月に開通した路面電車が走っており、「人と自然と人工物の調和」を目指した街づくりが進められていました。三笠の精神である「人と機械と社会の調和~Think,Harmony」を、ビールでTボーンステーキを流し込みながら、深々と……いや、ごめんなさい、実は少しだけです。帰国後はしっかりと考えます。そういえば、三笠のランマーはここシドニーでもしっかりと活躍していました。

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    ロイヤル植物園 三笠はいるかな?


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    建設ラッシュのシドニー

     さて、3日目もエッグベネディクトを食し出発。レンタカーで世界遺産のブルーマウンテンズ国立公園へ。天気はあいにくの雨でしたが、観光を続行。濃い霧の中、誰も歩いていない登山路を4人で進み、有名なスリーシスターズの前で記念写真。ウーン、このままでは歩き疲れただけの記憶しか残らない可能性があります。せめて夕飯くらいはとの思いでオーストラリア料理とワインをコースで食し、優雅な時間を過ごしました。酔っ払いながら、星空を眺めながら、ホテルへ帰路。ハノイでは入れない熱いお風呂に入り、幸せな気分のまま就寝しました。

     4日目の朝もエッグベネディクト、いや流石に飽きました…… 。ブルーマウンテンズ国立公園近くのホテルで朝食を済ませシドニー市内に戻る予定でしたが、何ともまあ、晴れているではありませんか。急遽予定を変更して再チャレンジ。見てくださいこの景色の違いようを。

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    晴!!


     この日はその後、フェザーデール・ワイルドライフ・パーク動物園で可愛いコアラとワラビーに心を癒され、そこからボンダイビーチヘ向かいフィッシュ&チップスを食べながら、海(ちょっとだけ美女も)を眺め、更に心が癒されました。最後の夜はシドニーの美しい夜景を楽しみながらオイスターバーで牡蠣を白ワインで頂きました。その後は、夜の街へ消えていく4人の男。お酒と音楽とクラブに、突然の雷雨、なぜかマラソンもスタート、話すと長くなりますが、青春というのでしょうか、現代語だとパリピでしょうか。寝ないまま翌朝を迎え、思い出と共に帰国しました。

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    ワラビー可愛い!! ボンダイビーチ


     さて、今回は高い経済成長が続く新興国ベトナムのハノイと、先進国でありながら長い経済成長を続けるオーストラリアのシドニーを視察し、この経験をそれぞれがそれぞれの役割を果たしながら三笠で活かし、お客様に還元できる様、使命を果たしていきたいと思っております。
     最後に、三笠ベトナムは今年で設立10周年を迎えます。ベトナムへの訪問の際には是非弊社をご案内させて下さい。社員一同、心よりお待ちしております。

    三笠ベトナム 堀口 記