MAIL MAGAZINE メールマガジン

メールマガジン

  • 2016年12月発行

    三笠産業メールマガジン Vol.95 後編 bauma china2016他

     United Arab Emirates (アラブ首長国連邦)は1971年にアブダビ、ドバイ、シャージャ、アジュマーン、ウンム・アル=カイワイン、フジャイラの各首長国が集合して連邦が建国され 翌1972年、イランとの領土問題で他首長国と関係がこじれていたラアス・アル=ハイマが加入して7首長国による連邦の体制が確立された国です。そしてかつてのドバイは、国土のほとんどが砂漠地帯で漁業と真珠の輸出をメイン産業とした“小さな漁村”であったと言います。しかしながら海底油田が発見されたお陰でこの国の生活は激変したと聞きます。その後世界で20~30年後には石油が枯渇すると騒がれ石油資源依存国からの脱却を図ったのが現在に至る経緯です。下の写真をご覧頂ければその変貌ぶりに驚かされます。これがドバイのメイン道路でもあるシェイクザイードストリートのたった20年間での変貌ぶりです。


    vol95-5a.jpg

    この変貌ぶり・・・


     筆者が初めてドバイに出張したのが2008年の10月でした。その時既に“世界の1/3のクレーンはドバイにある”と言われる程想像を絶する建設工事が繰り広げられていました。元々オイルマネーで潤っている自国民は政府の手厚い給付金に守られ、読者の皆様がイメージする涼しいショッピングモールでカンドゥーラ(民族衣装)を着て最新型携帯電話を片手にプラプラしている人が大半?です。そして、この想像を絶する建設工事のため人口の8割に相当する外国人が雇われ、信じられないスピードで“砂漠の大都市ドバイ”が形成されたのです。実際に筆者はこれまで数多くのドバイ出張を重ねていますが、商売の相手のほとんどがインド人であり、ドバイはリトルインドだと思っております。


     そんな大都市ドバイで11月21日から4日間の日程でThe Big 5展示会が開催され、筆者も代理店の展示ブースへ4日間お客様対応のため滞在致しました。11月はドバイとしては冬季、比較的過ごし易く一番暑くても35度程度。しかしながら急に冷え込んだ日本を脱出してきた筆者にとっては、少々日差しが厳しくしばし屋内ブースに逃げていた事は内緒(笑)。出展社数としては3,100社、これは各ブースの規模自体小さいながらもドイツで開催されるBauma展示会とほぼ同等の出展社数です。三笠製品としてはMT-72FW、MVH-308DSY、 MRH-700DSCB等の商品が展示され中近東やアフリカ諸国の皆様と建設的な商談を行う事が出来ました。またドバイでは2020年にDUBAI EXPO 2020の開催が予定されており、今後約2兆円のインフラ整備が予定されドバイの南地区でも1,000億円規模の都市開発費の投入が見込まれています。正直今日現在のドバイの建設業界の動きは非常に鈍いですが、2020年までの後3年間は間違い無く市場が動き出すと予想されます。


    vol95-5b.jpg

    UAE代理店 展示会ブースにて


     さて固い話は終わりにしてお料理の方ですが、アラブと言うとラム肉などが有名でこれは勿論好きなのですが、中でも私はハンモス(ヒヨコマメのペースト)をピタパンに付けて食べるのが一番のお気に入り。しかし正直アラブ人と直接商売をする機会が少ないため、実際はインド料理を食べる割合が非常に多くなっております。おそらくドバイを始めとする中東へよく行かれる方は「そうそう」と思っているかと・・・。ただこのインド料理のレベルが高いんです。恐らくは200万人以上の出稼ぎインド人がいるUAE。彼等の胃袋を満たすインド料理は消費量も半端なく、町の至るところでインド料理屋さんを見掛ける事ができます。私は日本人にも馴染みやすい北インド料理が特に大好きです。皆様もドバイのインド料理に挑戦してみては如何ですか??


    vol95-5c.jpg

    筆者が好きな北インドのバターチキンカレーとナン


     長くなりましたが誰もが想像するゴージャスリゾート ドバイ。2020年までにどれだけ皆さんの想像を超える変貌を遂げているのか、今後もその変貌のためのお手伝いを三笠製品はさせて頂きたいと思っております。


    海外営業部海外二課 松井 記


    コンクリートの日 体験祭り!

     11月のある夕方。
    「暗くなるのが早くなったね~!早く帰ろうね~!」
    「ウ~カッカッ!!」(最近、消防車の音がお気に入りで真似しています:苦笑)
    と1歳3ヶ月になる息子とかみ合わない会話をしながらの保育園からの帰り道、通りがかった越野建設株式会社さん(結晶化コンクリートを全基準に設計・施工されています。HPはhttp://www.e-koshino.co.jp)の会社壁面にコンクリートの日 体験まつり!とチラシが貼ってあるのを発見!!コンクリートバイブレーターを販売している三笠産業社員としては職業柄気になり、暗がりの中、携帯電話のライトをかざして読んでみました。
    “「11月15日は生コンクリート記念日」体験まつりは週末の土曜日開催”
    との事。そして、嬉しいことに三笠MGZ-F100Aの写真が掲載されているではありませんか!とても気になるので当日は息子と来て観よう!と心待ちにしておりました。


    vol95-6a.jpg

    チラシ(⑤の下にMGZ-F100Aが掲載されています。)


     さて、その心待ちにしていた土曜日はあいにくの雨。ということで順延となった翌日、気持ちよく晴れたのを確認して会場へ息子と共に出発進行!!


    vol95-6b.jpg

    大勢の来場者でにぎわう会場の様子


     越野建設株式会社さんに近づくにつれ子供達、親子連れがどこからともなく、どんどん増えて来ます(笑)。何故かと言いますと、生コンクリートに触ったり、コンクリートミキサー車に乗れたり、手形をつくったりと「体験」コーナーが盛り沢山!大勢の来場者とあって中には整理券が配られるほどの人気の体験コーナーもあるほど。なんとか息子も整理券をいただき“セメントで手形をつくろう!”を体験させていただきました。


    vol95-6c.jpg

    手形をつくろう!体験中


     その後、鉄筋コンクリートの構造についてのクイズに息子の代理で挑戦し、ミキサー車(あ、ミニカーですよ、勿論!)を戴きました。対象が小学生以下で正解するとトミカのミニカーが戴ける為、子供達にはうれしいクイズです。出題されているクイズのひとつを紹介します。


    *ミキサー車の荷台にあるドラムはどうしてまわっているのかな?
    1. 中でたくさんのハムスターたちが回っている
    2. 生コンクリートが固まらないようにしている
    3. ミックスジュースをつくっている
    でした。さて、みなさん答えられましたでしょうか?


     上記以外にもバイブレーターに触ってみたり、越野建設株式会社さんが設計・施工されている免震構造マンションのピット見学ツアー体験や綿菓子やフランクフルトなどの出店も出ていて面白そうでしたが、そろそろ息子のお昼寝の時間となり残念ながら帰宅となりました。


     今回、色々な体験をさせていただきましたが、この体験まつりに興味のある方は越野建設株式会社さんのホームページをチェックしてみて下さい。このイベントは毎年11月中旬に開催予定との事です。
    ということで今回のレポートは、今年産休、育児休暇から復職致しました生産管理部の小倉がお届け致しました。


    生産管理部 小倉 記

    編集室より

    今年一年、三笠メルマガをご愛読頂きまして有難うございました。
    来る年が読者の皆様にとってより良き年となる事をお祈り致します。


    三笠産業株式会社、並びに三笠産業株式会社館林工場は、
    2016年12月29日(木)午後 ~ 2017年1月4日(水)
    三笠産業株式会社春日部工場は、
    2016年12月28日(水)午後 ~ 2017年1月4日(水)
    の期間を年末年始休暇とさせて頂きます。
    2017年1月5日(木)より通常営業となります。


    さて、2016年今年の漢字は、3度目となる『金』が選ばれました。
    ところで、私個人の2016年を代表する漢字は“痛”。
    詳しくは差し控えますが、色々と痛い思いをした一年でした。
    来年は快適に一年を過ごしたいな、と願っていますが、
    その為には努力が不可欠、と感じている傍から悪魔の囁きについ・・・
    『美味しいものは○○○と××で出来ている。』
    それでなくても慢性的な運動不足、自分に厳しくあらねば・・・


    【 編集者 かんとりーBOY 】