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  • 2015年04月発行

    三笠産業メールマガジン Vol.75 前編 HONDA汎用エンジンメディア体験会、三笠マラソン部

    三笠の京谷です。

    先週「2015年(第12回)本屋大賞」が発表になりました。
    大賞に選ばれたのは下馬評通り上橋菜穂子著の「鹿の王」。
    ノミネートされていた10冊の中では最も注目されていた作品です。

    架空の世界が舞台になっていることから長編ファンタジーと
    形容されますが、ファンタジーという言葉から連想される様な
    甘い物語ではなく、国家間の争いや疫病がバックグラウンド
    テーマになっています。
    著者は現代の国際情勢を国名を出して書くと問題が起きるので、
    敢えて時空を飛び越えた架空の世界(国)を舞台にして描いたの
    かも知れません。
    またこの作品は文体がとても小気味よく、簡潔な表現ながら
    様々な情景を連想させてくれます。
    三笠メルマガでは久しぶりの本の紹介になりますが
    さすが「本屋大賞」・・・誰にでもお薦めできます!!

    この「本屋大賞」と言う単語は最近書店で多く見かけるように
    なりましたが、芥川賞や直木賞など選考委員が選ぶ本ではなく、
    書店に勤めている書店員さんが選考する・・・
    「全国書店員が選んだいちばん!!売りたい本」
    として投票された結果だそうです。

    只この「本屋大賞」・・・・。
    過去の受賞作品を眺めるとちょっと女性好みの作品に
    偏っているような傾向が見られます。
    http://www.hontai.or.jp/history/
    多分これは投票する書店員さんに女性が多いからかも
    知れません。
    (私も毎年10冊中半分以上の書籍を読んでいません・・・)

    そこで今年の本屋大賞にノミネートされていた本の中で
    私のイチオシ!
    男性読者に絶対お薦めの本を一冊紹介します。
    月村了衛氏の著書「土漠の花」です。

    ソマリアで墜落したヘリを回収しに来た自衛隊員たちの所に、
    現地の女性が助けを求めに逃げ込んでくる・・・・・。
    そして追ってきた武装集団に対して自衛隊はどう対処することが
    出来るのか・・・・?

    舞台はソマリアそして日本の自衛隊による海外での救出劇(戦闘)。
    紛争地域の厳しい現実や集団的自衛権問題など世相を反映した
    テーマで今の時世を考えさせられます。
    多分このメルマガの読者にはこちらの方がお薦めかもしれません?
    「鹿の王」とあわせで是非お試し下さい。

    今月も三笠をよろしくお願いいたします。

    代表取締役社長 京谷 弘也

    製品紹介

    速報!!吸塵式乾式カッターMCD-RY14 がNETIS登録されました!

     吸塵式乾式カッターMCD-RY14が国土交通省・新技術情報提供システム“NETIS”に登録されました。
    登録番号は「TH-150001-A」です。
    水を使用しない乾式切削方式で、環境に優しく作業の効率化を実現します。

    新技術情報提供システム(NETIS【ネティス】)とは
    http://www.netis.mlit.go.jp/NetisRev/UserInfo.asp
    新技術情報提供システム(New Technology Information System:NETIS)は、国土交通省が新技術の活用のため、新技術に関わる情報の共有及び提供を目的として整備したデータベースシステムです。NETISは、国土交通省のイントラネット及びインターネットで運用されております。
      

    三笠通信

    HONDA汎用エンジンメディア体験会

     三笠製品にも多数搭載されております『HONDA』汎用エンジンが、2014年末に累計生産1億2,000万台を達成した、とのニュースが入りました。1953年、初代汎用エンジンH型の生産開始から60余年での快挙になります。現在は年間600万台を生産しているとの事で、台数は今後も益々伸びて行く事でしょう。快挙を心よりお祝い申し上げます。

     去る3月6日、ツインリンクもてぎにて、『ホンダ汎用エンジン搭載製品体験取材(メディア体験会)』が開催されました。MTX-60ランマー(GX100エンジン搭載)とMVH-R60バイブロコンパクター(GX120エンジン搭載)も体験対象として紹介され、技術研究所から2名が紹介役として参加し、MIKASA powered by HONDAのパワフルさを各メディアの方々に体感頂きました。製品体験の後にはレーシングカート大会があり、紹介役も勇躍参加。しかし残念ながらスピードは伸びなかった模様です。まあ、間違っても『HONDA』エンジンのせいでない事は、画像で確認出来ます(笑)
      
    三笠製品体験ブース
    カンファレンスの様子
      
    脂の乗った走り、いろんな意味で・・・
      
     この時の模様は、いろいろなメディアで紹介されました。

     さてレースと『HONDA』エンジンといえば、今年から名門マクラーレンチームとタッグ(RA615Hエンジン)を組みF1グランプリに復帰しています。このメルマガの配信のころには第3戦中国GPが終了していますが、復帰初年度ということで苦戦しているようです。しかしまだまだシーズン序盤、これからの巻き返しに期待です。
     ところで、マクラーレン『HONDA』、といえば古くからのF1ファンはこのマシンを思い出すのではないでしょうか?1988年、アラン・プロスト(Alain Prost/France)、とアイルトン・セナ(Ayrton Senna/Brazil)を擁し、年間16戦で15勝(唯一落とした1戦は、トップを独走中のセナが周回遅れのマシンと絡みリタイアとなったイタリアGPで、『勝たなかった』とまで云われました。このシーズンは無敵の強さでした。)を挙げたHONDA MARLBORO McLAREN MP4/4(RA168-Eエンジン)です。都内で開催されていたF1展に展示されていましたので撮影させて頂きました。このマシンで自身初のワールドチャンピオンを獲得し“音速の貴公子”と呼ばれたアイルトン・セナ。1994年5月1日、彼の生涯最後のレースとなってしまったサンマリノGPから早いもので20年が過ぎました。当時の興奮に思いを馳せつつ、新生マクラーレン『HONDA』の活躍に期待したいと思います。
      
    HONDA MARLBORO McLAREN MP4/4(エンジンRA168-E)
      
    可能な限り低く抑えられたエンジンカウル
    マクラーレンホンダ時代のセナのヘルメット
      
    2015年向け開発用のMP4/29(昨年型マシンにホンダRA615Hエンジンを搭載したものです。)
      
    かんとりーBOY 記


    2015年入社式

     ここ猿楽町もすっかり春の陽気となった平成27年4月1日(水)午前11:00より2015年の三笠産業入社式が行われました。5名の若者が記念すべき新本社ビル初の入社式の主役です。
     初出社当日、一番乗りの若者は8:20分には本社到着。他の者も遅刻する事なく、緊張しつつも元気な顔を見せてくれました。初めてのタイムカードに戸惑ったり等々初日ならではの小さなハプニングも、後々良い思い出になるのではないかな、と思います。
     入社式では京谷社長より新入社員歓迎の挨拶があり、続いて新入社員代表から緊張しながらも元気な誓いの言葉を頂きました。若い力が三笠を更にパワーアップさせてくれそうです。続いて新入社員全員の紹介の後、入社式恒例、出席者全員による社歌合唱です。新入社員はもとより、入社式初参加の役員までもが若干戸惑いつつ、昭和レトロ感漂う『三笠社歌』を3番まで熱唱、周りの声に合わせて歌っているうちに、なんとなく形になるから不思議です。きっと、メロディーは覚えやすいものなのでしょう。だったら今風にアレンジしたらどうかな?などと考えつつも、やはりこれは伝統、このまま後世に伝えて行きます。
     無事に入社式も終わり記念撮影。緊張もありますが引き締まった表情を見て一安心しました。このメルマガの配信の頃には、工場で油にまみれて研修の真最中です。研修を終えて帰って来る時の表情がどう変わっているか、今からとても楽しみです。2015年の新入社員をどうぞ宜しくお願い申し上げます。

    挨拶する京谷社長 緊張しながら社長の訓示を受ける
      
    新入社員代表挨拶 引き締まった表情の新入社員

    総務部総務課 越後記


    三笠マラソン部

     平成27年4月5日(日)、小雨降る肌寒い中、第20回吉川なまずの里マラソンが開催され、三笠マラソン部(有志の仲間です)から3名が参加しました。会場近くに住む弊社社員Sさんの誘いで5年前に初めて参加して以来、毎年参加しています。Sさんによれば、コースと自宅があまりにも近いためこの大会の開催中は家からどこにも行けなくなるのだそうで、それが癪だから、というのが参加のきっかけだそうです。今年はシドニーオリンピック金メダリストの高橋尚子さんが招待選手として参加した事から大いに盛り上がりました。11年前に招待参加して以来との事でした。この大会は2km、3km、5km、10km、ハーフマラソン、と様々な距離が楽しめます。平坦で走りやすいコース設定になっており、親子で参加出来る種目もあります。今回、私はハーフマラソンに挑戦です。
     スタートの合図とともに選手が押し寄せるように走りだし、完走が目標の私は、無理をせず後方からのレースを選択します。道中、晴れていればもっと気持ちが良いだろうなと感じながら、桜並木や市民公園、農園などを抜け、小雨の中沿道からの“頑張れ”という声援に励まされ走って行きます。約二時間の後、ゴール目前にしてフラフラ状態で走っていると、高橋尚子さんが沿道で手を挙げてお疲れ様のハイタッチ。ハイタッチの後はうれしさのあまりゴールまで全力疾走してしまいました。しかし、どこにそんな力が残っていたのだろう・・・
     さてさて、出場した3名皆高橋尚子さんとハイタッチし無事ゴールする事が出来ました。残念なのはその証拠写真が何も残っていない事。参加者として撮影するのは無理な話ではありますので、次回はメルマガ編集部からカメラマンを呼びつけてやろう、と考えております。レース後に飲んだビールは格別に美味しく、疲れも吹っ飛ぶ思いでした。これだから苦しくても次も参加してしまうのでしょうね。 皆様も是非来年は、なまずの里マラソンに参加してみませんか。お待ちしております。

      
    スタート直前の三笠マラソン部
      
    自己記録更新を狙うHさん
      
    総務部経理課 畠中 記


    今年は本祭!神田祭2015 5月7日(木)から15日(金)まで盛大に開催

     江戸っ子にとって今から待ち遠しいのが神田祭。神田祭は、山王祭(日枝神社)、深川祭(富岡八幡)と共に「江戸三大祭」にも数えられ、由緒正しい江戸の祭りの一つです。しかも今年2015年は、2年に一度の本祭の年で、ご還座400年という節目の年。盛り上がること間違いありません!
    特に三笠産業の地元、猿楽町では今年の本祭に合わせて神輿を新調しましたので、社員も新しい神輿を担ぐのを楽しみにしています。
    さて今回は、2015年の神田神社及び神田祭の日程や祭りの見どころなどをご紹介させていただきます。

    神田の町を練り歩く猿楽町の神輿(2013年)
    誰でしょう?

    【江戸東京を見守り続ける神社】
    神田明神の歴史は古く、西暦700年頃には神田明神の元になる神社があったと言われています。かの平将門公をお祀りした事もあり、広く関東で崇拝される神社となりました。そして現在の場所に移動したのが1616年。この頃から神田明神の名称を名乗るようになりました。今年がご還座400年というのは、今の場所に移って400年という事です。
    江戸時代には「江戸総鎮守」として徳川将軍から江戸庶民にいたるまで江戸のすべてを守護されました。そして今もなお、神田、日本橋、秋葉原、大手町・丸の内など108町会の総氏神様として、江戸の素晴らしい伝統文化を保ちつつ、絶え間なく発展し続ける首都東京をお守りいただいております。

    【神田祭の由来】
    神田明神は、長い歴史と伝統を誇る神社ですが、神田祭の由来については、はっきりしたことが判っていません。今の大祭となったのは江戸時代に入ってからですので、少なくともそれ以前から祭はあったようです。神田祭は、江戸幕府開府以降、代々の徳川家に保護されるようになり発展しました。お祭りの山車が江戸城内に入り、将軍が見物されたことから「天下祭」の異名もあります。

    【2015年の神田祭の日程】
    5月7日(木)から15日(金)までとなります。「例大祭」は毎年5月15日に開催となっていますが、その前の土日に「神幸祭」と「神輿宮入」が行われます。

    5月7日 (木) 鳳輦・神輿遷座祭
    神田祭は「鳳輦(ほうれん)」と、神輿に神様にお入り頂く、「遷座祭(せんざさい)」「神霊入れ(みたまいれ)」から始まります

    5月8日 (金) 氏子町会神輿神霊入れ
    氏子各町会の神輿に御祭神の神霊をお遷しします。

    5月9日 (土) 神幸祭(しんこうさい)
    神幸祭は、神田祭最大の見所です。平安時代の衣装をまとった神職が、鳳輦と神輿と共に終日神田周辺を廻ります。コースと時間はもう少し近くなったら神田明神のHPで確認できます。

    5月10日(日) 神輿宮入(みこしみやいり)
    各町内会の持つお神輿が一斉に神社を参拝するために集結します。前日の神幸祭が優雅なら、こちらの神輿宮入は熱気が弾けんばかり。宮入り後は神輿が街へと繰り出し、威勢のよい掛け声が神田中に響き渡る様子は、粋そのものです。猿楽町と近隣3町会の神輿が駿河台下の交差点を通行止めにして揉む様は圧巻です。

    5月14日(木) 表千家家元奉仕献茶式・明神能・幽玄の花(金剛流薪能)
    神幸祭と宮入が「動」の象徴ならば、14日に行われる献茶式や能の奉納は、「静」の象徴です。献茶式は表千家の家元自らが古式に法ってお茶を建てる儀式で、貴重な光景が見られます。能の奉納は「薪能」という夜に行われる能で、炎に照らされる様子は幽玄の世界に誘われます。どちらもチケットが必要です。

    5月15日(金) 例大祭
    例大祭は盛り上がりの点では神幸祭などに譲りますが、神社での祈願や巫女の奉納舞、神楽などが催されます。賑やかな祭りも良いですが、落ち着いた風情を楽しみたいのなら、こちらもおすすめです。
      
    祭のクライマックス神輿宮入(2013年)
      
    以前の三笠産業本社ビル前
    駿河台下の交差点も見どころ