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  • 2018年12月発行

    三笠産業メールマガジン Vol.119 bauma China 2018 レポート

    三笠の京谷です。
    昨日インド出張から戻ってきました。

    久しぶりのインドでしたが私にとっては今回が3度目の訪問です。
    今回の訪問地は首都デリー。
    三笠の機械も出展した「 BAUMA CONEXPO INDIA 」という建機展の応援出張です。

    インドの印象は以前と比べ変わったと思う点と、
    全く変わっていないと感じる面が同居しています。

    まずは新ターミナルの完成でデリー空港が一気に近代化されたことに驚きました。
    そして何より一番大きく変わったと思った事は街を走っている
    自動車が綺麗になったこと。そして車種が格段に増えたことです。
    インドでスズキの車がシェアートップというのは有名な話ですが、
    意外にも他の日本車や韓国の車も結構多いと感じました。
    只、私の大好きだった且つてのインドの国民車「アンバサダー」を
    ほとんど見かけなくなったのは寂しい限りです。

    一方、あまり変わってないのは郊外の景色。
    あっという間に新しい高速道路や新幹線が完成し、
    数年で街の景色が一変する中国のスピードとは雲泥の差です。
    相変わらず道沿いには牛が放し飼いにされており歩道にも牛の糞が沢山落ちています。
    その横を黒塗りのメルセデスが走り抜けるという光景は何ともインド的です。
    市内中心部の渋滞やオートリキシャ(三輪自動車)のマナーの悪さ、
    そして野良犬の多さも相変わらずでした。

    展示会の方は人口の多いインドですからさぞかし人だけは沢山・・・
    と想像していましたが、初日の展示会は入場ゲートの行列も無く、
    閑散とした光景。会場も最後まで人影はまばらで拍子抜けです。
    展示会の規模も予想よりずっと小規模で、先々週の上海BAUMA
    と比べると1/5程度といったところでしょうか。

    インドの建機展はやはりバンガロールで開催される「 EXCON 」がメインで、
    インドでは新興展示会となる「 BAUMA CONEXPO INDIA 」はまだまだ知名度が足りないようです。
    本来はライバル関係になる BAUMA と CONEXPO の共催も納得です。

    三笠もインド市場に手を付けてから既に10年以上。
    その間、何度か代理店の変更を重ねながら細々とやってきましたが、
    今年から新たにパートナーとなったG社は期待が持てます。
    来年以降インドビジネスに花が咲くことを願って帰ってきました。

    今年は楽しかったこと、悲しかったこと、色々あった一年でしたが、
    皆様には一年間大変お世話になりました。
    2019年が皆様にとって素晴らしい一年になりますことを祈りまして、
    本年最後のメルマガの挨拶とさせていただきます。

    来年も三笠をよろしくお願いいたします。

    代表取締役社長 京谷 弘也

    三笠通信

    bauma China 2018 レポート

     やってきました2年に1度、恒例となりましたbauma China。今回もShanghai New International Expo Centre にて11月27日~11月30日の4日間の日程で開催されました。主催者側の発表によると出展社数は38の国から3,350社と前回に比べて13%増えたそうです。又、来場者数は21万2,500人で前回と比べますと25%も増えたそうで、他人事ではないアメリカとの貿易摩擦が深刻化する中ではありますが、中国国内の景気はまだまだ悪くないといったところでしょうか。この来場者の94%がアジアからだったようですが、来場者の国別ランキングではトップから順に(中国を除く)韓国、ロシア、インド、マレーシア、日本、台湾、タイ、インドネシア、そしてシンガポールというレポートが公表されています。今回のbauma Chinaは霧(?)が立ち込める日が続きましたが、屋外の会場も初日から大賑わいで大盛況だったことは間違いありません。


    vol119-1a.jpg 展示会場正面入口の様子


    vol119-1b.jpg bauma China Mikasa ブース

     さてさて展示会初日が終了し、“今晩は身内で火鍋でもつつこか~!”と皆で申し合わせ、程よいビールと共に美味しく頂こうと考えておりました。
    が、その矢先・・・北京の重要なお客様との会食が突然入ったと上海スタッフの中国語が聞こえてきました。更に

    『三笠本社から日本人が来ないと盛り上がらないぞ!!』

    とのリクエストまで聞こえてきまして、知らないふりして早急にその場からの離脱を試みたものの、あえなく捕獲・・・(泣)。やむなく火鍋とビールを諦め会食メンバーに入ることになりました(涙)。実は筆者は過去に4年間の上海駐在経験がありまして、 中国の酒席の激しさ厳しさは骨身に沁みております。

    『日本人単独で向かうには危険すぎる・・・相手を分散しないと・・・』

    直感が働きました。そこで今回初参加の弊社国内営業部の課長二名を道連れにしてやろうと誘い出したところ、まぁ~~~~今まで見たことのないような酷く怯えた顔で

    『堪忍してくれよぉ~~~~・・・』

    と訴えてきます(笑)。二人は中国の宴会がいかに大変な世界なのかを事前に私がさんざん吹き込んでしまったから嫌がっているわけですが、いやいや自分だけが倒れる必要はない、これもbauma Chinaだと心を鬼にして説得。という訳で日本人3名体制にて挑むことになりました。
     会食後、私たちがどれだけ乱れたかはご想像にお任せしますが、過去見たことのないMOUTAI(マオタイ酒)の上級酒を味わう(流し込む??)ことが出来たので、苦く切なく良い経験になったと思います。


    vol119-1c.jpg 最高級のMOUTAI酒

     それではここで今回参加の国内営業部を代表しまして大阪支店のや・・・Y課長にbauma China及びマオタイ酒の感想をお話しいただきましょう!




     ただ今ご紹介を受けました西日本営業部大阪支店Yと申します。(筆者とは大親友??)夢にまで見た上海出張、bauma Chinaに参加させていただきましたが、今までに見たことのない大規模な会場、出展メーカー数、そして多数の来場者には驚かされました。2日間参加させていただき会場を見て回ると、弊社製品とよく似た商品を展示しているメーカーがずらりと並んでおり、一瞬、弊社の商品かな!?とびっくりさせられたほどです。
    そして、白酒の思い出ですが、かねてより噂でいろいろと聞いており不安な気持ちでいっぱい。飲む前からフラフラになりそうでしたが、初めて一口飲んだ瞬間の感想は・・・

    『のど通れへんやん!腸が火傷するわ!』

    といった感じで初めは全く飲めたものではなかったのですが、人間の適応力は大したものです。代理店様と何回か“カンベイ!”“カンベイ!”を繰り返しているうちに、だんだん白酒にも慣れ、気持ちよく酔っておりました。しかしその辺が最後の記憶。途中からの記憶が全くなく目が覚めた時にはスーツと革靴のまま部屋のベッドの上でした(泣)。なにはともあれ言葉の分らない私は代理店様と“シェイシェイ”“カンベイ!”しか話せませんでしたが、酒の挨拶で多少は意思の疎通が図れたのではないかなと思います。
    今回、bauma Chinaへ参加させていただき素晴らしい経験になりました。また三笠机械(上海)有限公司の皆さんには大変お世話になりまして感謝、感謝です。以上。




    柳・・・Y課長、有難うございました。酒の挨拶で意思疎通が出来れば中国の担当者として問題なし!またのお越しをお待ちしております!

     最後になりますが、今回のbauma Chinaに合わせまして11月28日(水)三笠机械(上海)有限公司の代理店会を中油陽光大酒店で開催しました。中国全土から約80名の代理店様にお集まりいただき、盛大なパーティーを催すことが出来ました。冒頭、三笠産業株式会社 京谷社長のご挨拶と三笠机械(上海)有限公司 周総経理の年間報告から始まり、優秀代理店様の表彰式へと続きました。乾杯のあとは白酒での“カンベイ!”続きで例年の事ではありますが、我々日本人は惨敗という結果に終わりました。中国の景気の先行きは予想しにくい状況ですが、パーティーは例年通りの盛り上がりで代理店皆々様の圧倒的パワーを感じた次第です。このパワーが結集されれば来年も素晴らしい年になると確認できた出張になりました。読者の皆様、次回のbauma Chinaは2020年11月オリンピックイヤーに開催されます。上海へお越しの予定がございましたら是非、MOUTAIで“カンベイ!”させてください。再見!


    vol119-1d.jpg 京谷社長ご挨拶


    vol119-1e.jpg Y課長(中央)の“カンベイ!”(頑張りすぎました・・・)

    海外営業部海外一課 向井 記

    編集室より

    平成30年も三笠メールマガジンをご愛読いただきありがとうございました。
    来年はいよいよ平成最後の年となります。4月には新しい元号も決まり・・・
    っと、未だはっきりしない2019年。まだまだ未定の部分もあることから、
    スケジュール調整に苦労している方も多いのではないでしょうか?
    オリンピックイヤーの2020年も祝日の移動が有るとのことで、
    これから数年、日本は落ち着かない日々が続きそうですね。

    三笠産業株式会社は、
    2018年12月28日(金)午後~2019年1月6日(日)
    の間、年末年始休業とさせていただきます。
    2019年1月7日(月)より通常営業となります。

    2019年も、三笠産業、三笠メールマガジンをよろしくお願いいたします。]


    【 編集者 かんとりーBOY 】