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  • 2018年02月発行

    三笠産業メールマガジン Vol.109 前編 サービス課/サービス業務課のご紹介 他

    三笠の京谷です。

    最近、仮想通貨を巡る話題が連日のように世間を騒がせています。
    代表的な仮想通貨であるビットコインの乱高下はもとより、
    取引所のコインチェック(東京・渋谷)から580億円分もの
    通貨が不正流出した事件は大きな話題となりました。

    そして最近にわかに騒がれているのがこの不正流出に
    北朝鮮が関与しているのではないか?・・というもの。
    中でも今回私の興味を引いたのが入社志願のメールを装って
    内部のシステムに侵入すると言う手口です。

    最近はどの会社も人手不足で、入社希望と銘打ったメールが届くと
    どうしても興味をひいてしまいます。
    そして簡単な自己紹介と共に履歴書と経歴書を添付します
    と書いてあったら・・・・思わず開けたくなりませんか?

    日頃から「不審な添付ファイルは開かない」と気を配っている人でも
    つい見たくなってしまうメールです。

    勿論、今やメールのウイルスチェックやセキュリティソフトの導入は
    どの企業でも行っていると思いますが、プロのハッカーにとっては
    こうした対策をもすり抜けて侵入できるそうです。

    善意の入社希望メールは大歓迎ですが・・・
    皆さまこの手のスパムメールにはくれぐれも注意しましょう。

    今月も三笠をよろしくお願いいたします。

    代表取締役社長 京谷 弘也

    三笠通信

    部品サービスセンター紹介①ーサービス課のご紹介

     先月号の三笠メールマガジンでご報告させていただきましたが、2018年1月5日より“新”部品サービスセンターにて業務をスタートしております。今回は我々サービス課が日々作業を行うサービス棟施設を中心にご紹介させていただきます。
     
    広々としたサービス棟:前に比べて各作業スペースが格段に広くなり、製品の大きさを気にせず作業できる環境となりました。全体が見渡せることで安全性も高まっています。

     
    屋内洗浄ブース:室内にハンドガイドローラー2台を同時洗浄できるスペースを確保し、吊り上げ洗浄にも対応いたしました。環境にも配慮した設計となっており、作業効率も格段にアップしています。
     
    防音室:長時間の動作テストに対応できる防音室も一新、近隣にも気兼ねする事なくテストが行えます。余談ですが楽器の練習などにも使えそう・・・、カラオケの練習しようかな(笑)
     
    天井クレーン3基:2.8tホイスト式天井クレーンが3基設置され、重量物の整備も各作業テーブルで行えるようになりました。広さをより効率的に活用する事ができます。
     
    作業風景:伸び盛りの若手スタッフがどんどん実力をつけ成長しております。先輩もうかうかしてられないな・・・
     
    サービス課一同:中村、渡邊、大橋、林、田上、菅原、大城、須田、山本
     
     部品サービスセンターが一新されたのを機に、更に充実したサービスを皆様にご提供できるよう、サービス課課員一同取り組んで参りますので、今後とも宜しくお願いいたします。
     
    営業サービス部サービス課 田上 記


    部品サービスセンター紹介①ーサービス業務課のご紹介

     サービス課と同じ部品サービスセンター内に席を置いている「サービス業務課」です。部署名からは想像しにくいと思いますが、製品の取扱説明書やパーツリストの作成を主としている2名体制の部署です。1月のメールマガジンでもご案内の通り、今年同じ春日部市内ではありますが移転し、建物や環境も変わりましたので気分を一新し業務に励んでいます。

     私たちの業務はパソコンがあれば充分なので、広い作業スペースは必要なく広々とした新部品サービスセンターにあって“エコ”を自認する部署ですが、ほぼ座ったままなので周りの目には仕事しているように映っているのか時々心配になることがあります(笑)。勿論、日々しっかり務めておりますのでご安心ください。

     日頃は直接お客様と接する機会は余りありませんが、“私たちが作成した資料が直接お客様の目に触れる”という意識を持ち、わかりやすく作るように心がけています。今後も皆様のご意見などを参考に、よりよい取扱説明書やパーツリストの作成を目指して行きますので、宜しくお願いいたします。
     
    サービス業務課 貴田(左)、井口(右)
     
    細かい作業も多く集中力を要します。
     
    営業サービス部サービス業務課 貴田 記


    アメリカ World of Concrete展 訪問記

     贅沢な話と言われてしまうかもしれないが、ラスベガスに行くのはこれで何度目になるのだろう。
    “展示会はいつも同じ場所、たまには変えてくれれば良いのに。同じアメリカならハワイとかグアムとか・・・”
    そんな事を考えながら羽田空港に向かった。出発は1月22日(月)、当日の天気予報は雪。そう、4年ぶりに関東に大雪をもたらしたあの日だ。とはいえ、予報では積もるのは夜になってから。搭乗便は夕方発だったのでたいして心配もせずに会社を出て同行する後輩と空港で合流。雪の降り方が少し強くなってはいたが、航空会社より

    ≪間違いなく出発可能です≫

    とお墨付きを貰い出国手続きを終えて搭乗開始を待つ。航空会社も雪が積もる前に飛び立ってしまおうと、予定より30分早く搭乗を開始して無事に全員乗り込んでドアが閉まる。ここまでくれば大丈夫と安心したのか、隣に座ったアメリカ人のオバ・・・いや、貴婦人から笑顔が漏れて会話が弾む。
    『日本は素晴らしい。京都は良かった。岐阜の景観は最高。長野の温泉にはサルがいた。…etc.』
    話は尽きずあっという間に1時間経過。あれっ、どうした、機体が全く動いていない。まだ夕方なのに機内から見た外の景色は真っ白。嫌な予感がしたが、機体は徐々に滑走路に向かって動き出した。その矢先にアナウンス。

    ≪滑走路が1本閉鎖されましたが、もう1本の滑走路を使用して離陸を試みます≫

    そこから更に1時間経過。

    ≪機体に積もった雪を取り除いてから離陸を試みます≫

    そしてまた1時間。

    ≪当機の離陸順は2番目です≫

    “もう一歩だ、頑張れ”
    と心の中で叫びながら更にもう1時間待つ。その頃にはバズーカー砲のごとく喋りまくっていた貴婦人の元気さも影を潜めていた。

    ≪滑走路が閉鎖されました。当便は出発キャンセルとなります≫

    “・・・まぁ、これも天候のせいだから仕方ない。早く帰って明日の再出発に備えよう”
    と貴婦人に話しかけようと思いチラッと横顔を見たところ、完全に笑顔を消失している。
    “君子危うきに近寄らず”
    と心の中で唱えて下を向いてじっと待つ。あれっ、どうした、機体が全く動いていない・・・

    ≪駐機場に戻る途中、雪で動けなくなりました。迎えに来るバスの手配もつかないのでここでしばらく待機となります≫

    ・・・。そして更に更に2時間余りが経過し合計7時間にも渡る機内旅行を終えたのは23時過ぎ。出国手続きをした当日に入国手続きするなんてこれまで経験した事がない。まぁ、これも思い出の一つになるだろう、と長らく座り続けたお尻をモミモミマッサージしつつ電車に乗ろうと駅に向かう途中でアナウンスが聞こえた。

    ≪本日の羽田空港からの電車は全て止まっています≫


     極寒の中、長いタクシーの列に並んだ末何とか我が家に辿り着いたのは深夜1時すこし前。結局、航空会社から貰ったお見舞いはミネラルウォーター1本のみ。空腹と疲労を抱え、隣に座っていた貴婦人は今頃どんな顔をしているのだろうかと気にしつつ、長い一日を終えた。
     
    今年のWorld of Concrete展
     
     翌日、何とか代替便を確保してラスベガスに辿り着く。ラスベガスに到着してこれほど嬉しく感じた事などかつてあっただろうか・・・。雪空だった東京とは違い、こちらは胸がスッとするほどの真っ青な空が広がる。トランプ大統領のおかげかアメリカの経済状況は悪くない。我社の最大のパートナーであるMultiquip社のブースにも国内外から多くの来場者が集う。毎年、年初に行われるWorld of Concrete展は一年を占う意味でも重要な位置付けにあるが、これまでにない盛況な展示会となった。アメリカでの拡販も順調に進んでおりセールスレコードを更新中。Multiquip社とのお付き合いは半世紀近くにおよび、我々の販売の核となっている。私自身が携わっているのはその歴史のほんの一部だが、諸先輩方が築いてくれた彼等との関係を引き継いでそれを更に強化なものとして次世代につなげる。三笠にとって彼等が販売のパートナーであるのは財産であり大きな強みになっている。私は担当者でもある一方、今では熱狂的なMultiquipファンの一人だ。

      今年も本格的なセールスシーズンが始まりました。“Let’s go, Multiquip”
     
    海外営業部海外三課 小澤 記