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  • 2009年06月発行

    三笠産業メールマガジン  Vol.6 第52回笠友会開催、三笠建設機械紹介 他

    いつも三笠製品をお引き立ていただきましてありがとうございます。
    三笠メールマガジンの読者数も日々増加しており、嬉しい限りです。
    売上の方も読者に比例して伸びるともっと嬉しいのですが・・・。

    さて今月から三笠は新年度が始まりました。
    昨年度の業績は?と言う突っ込みは勘弁いただき、ともかく今期は正念場と捉え
    全社一丸となって頑張りますのでよろしく応援お願い致します。

    さて金融危機によって世界経済が大打撃を受ける中、そのユニークな政策により
    全世界から注目を浴びている国があります・・・・答えはブータン王国。

    ヒマラヤ山脈の麓、標高差が6,000mを越える険しい大地にある人口僅か70万人、
    総面積は九州ほどのアジアの小国です。

    そのブータンが何故今脚光を浴びているかというと・・・
    それは「国民総生産(GNP)」ならぬ、
    「国民総幸福度(Gross National Happiness 略してGNH)」
    を大切にすると言う政策が、現代にマッチし評価されているからです。

    1970年代、ブータンでは先進国の経験やモデルを分析し、
    「経済発展は貧困問題、環境破壊、文化の喪失などマイナス面が多く、
    必ずしも国民の幸せにつながるとは限らない」という結論に達しました。
    そこで単なる経済規模(GNP)より、国民の幸せが一番大切として、
    GNHと言う考え方を打ち出したのです。

    その後ブータンではこのGNHと言う概念のもと、
    「経済成長と開発」
    「文化遺産の保護と継承・振興」
    「豊かな自然環境の保全と持続可能な利用」
    「良き伝統」
    という4つの柱を上げ開発を進めることになりました。
    この考え方はブータンの憲法にも記載され「GNHを国の政治の中央に添える」
    と宣言しています。

    この経済危機の中、先進各国は遅まきながらグリーン・ニュー・ディール政策などと
    環境対応を声高に叫んでいますがブータンでは既に30年以上前から
    このGNHと言う概念のもと金やモノより、文化や伝統、そして何より
    自然環境の方が大切だと宣言していたのです。

    確かにヒマラヤ山脈と熱帯雨林という自然の城塞に囲まれた国だからこそ出来た政策
    かもしれませんが立派な国家理念です。

    興味を持たれた方、一度訪れてみたいと思いませんか?
    但し注意事項が一つだけあります。

    ブータンは世界唯一の禁煙国家!!

    2004年、タバコの販売はもとより、喫煙そのものを禁止にしてしまいました。

    うーん、流石「GNH」最優先国家ブータンでした・・・。

    今月もよろしくお引き立てお願い致します。

    代表取締役社長 京谷 弘也

    製品紹介

    MVC-F60VLW/F60Sプレートコンパクターのご紹介

    MVC-F60VLW

    MVC-F60VLWは従来のエンジンに付いているエアクリーナー(二次側)の上方にさらに三笠オリジナルの大型エアクリーナー(一次側)を追加し、吸入口を埃の少ない機体上部に設けました。2つのエアクリーナーを使用することで、耐久性とメンテナンス性が大幅に向上しました。

       

    MVC-F60VLW

       

    高性能
    一次側の大型クリーナーを経て、従来よりエンジンに付いている二次側クリーナーとの相乗効果で、清浄な空気をエンジンに供給します。シリンダーやバルブ等の摩耗を防ぎ、エンジン高寿命化とメンテナンスの長期化を図りました。
    整備性
    特別な工具を使わずに、一次側エアクリーナーのエレメントを外すことが出来ます。通常はこのエレメントの掃除だけで大丈夫です。
    経済性
    一次側クリーナーのエレメントは、上側(黄色)・下側(黒)ともに白灯油で洗えば、繰り返し使用出来ます。
    安全性
    一次側と二次側を繋ぐパイプが破損しても、従来の二次側クリーナー で埃の侵入を防ぐことが出来ます。

      

    一次側クリーナーと二次側クリーナー


    一次側クリーナーエレメント

      

    MVC-F60VLS

     MVC-F60VLSは輾圧盤に特殊防音材を充填し、作業時に発生する音を最小限にすることにより、静音タイプとして夜間工事、住宅地、学校、 病院周辺等の工事に適しています。

    MVC-F60VLS
         
    音響比較表 音響パワーレベル(dB) レベル差(dB)
      アスファルト 砕石 アスファルト 砕石
    MVC-F60VL 115 100
    MVC-F60VLS 111 99 4 1
    MVC-F60 115 100 - -
    MVC-F60S 112 99 3 1
    ●比較データは当社測定コースにて計測しております。

    ・特殊樹脂を充填した輾圧盤により、衝撃音を低減しました。
    ・パッチング作業など、硬い路面での作業で発生する輾圧音が大幅に下がるので、夜間工事あるいは住宅地の周辺工事にも適しています。
    ・輾圧盤が最も摩耗する後部を2重構造にすることで、舗装パッチング作業においても、耐久性が向上しました。
    ・中折れハンドル付きのモデルも用意されています。
    ・F60S型には、散水管一体型の水タンクの取り付けが可能です。

        

    輾圧盤二重構造

    三笠通信

    2009-2010三笠総合カタログのご案内

    今月より新年度がスタートしました。我々の業界も、厳しい景気の波にさらされて
    おりますが、歩みを止めること無くこれからも邁進してまいります。

    さて、今年度の総合カタログは、今月末の完成へ向けて制作中です。
    完成次第、弊社営業担当より、皆様の御手元にお届けしますのでもうしばらくお待ち
    下さい。新製品も多数取り揃えておりますので、今後とも三笠製品の拡販に御協力の
    程を宜しくお願い申し上げます。


    第52回笠友会開催

     第52回笠友会総会が5月22~23日の両日、日光市の鬼怒川温泉「あさや」で開催された。笠友会とは三笠産業株式会社の協力工場ならびに納入業者で組織された親睦団体である。


     総会に先立ち11時に三笠産業館林工場に集合し、工場内の加工・組立ラインの見学会、主力製品や新製品の説明会が行われた。参加者は自社で納入した部品、コンポーネンツがどの様に加工、組み立てられ製品になるのか改めて見学し、最新のマシニングセンターと細かな工夫が施された製造ラインに時間を掛け、興味深く見学されていた。製品説明会では、近年厳しさを増す防振、防音等の環境規制に対応した製品やエポックライト、エポックミスト、自走式フロアスクレーパーなどの新製品の説明が行われた。
     昼食後、旅館お迎えのマイクロバス2台に分乗し鬼怒川に向かった。

      到着後早速コンベンションホールに於いて総会が開催され庭山会長(北新梱包運輸株式会社 代表取締役会長)より「現在は100年に一度と言われる大不景気に見舞われているが、過去にもオイルショック、平成バブル崩壊時にも大変苦労してきた。いまだ景気の見通しが立たない状況ではあるが、更なる競争力のある良い製品を提供することが大事であり、その為にも会員相互が協力、助け合いながらこの不景気を乗り切って行きたい。朝の来ない、夜は無い」と皆様を励まし、総会開催の挨拶が行われた。

     次に京谷特別顧問(三笠産業株式会社 代表取締役社長)より、会員皆様方に日ごろのご支援とご協力ならびに今回の工場見学、製品説明会のご出席に対するお礼と三笠産業の5月末年次決算予想、国内外の市況、来期の市場見通しが述べられた。また今後の成長戦略として「先進国向けを中心とする地球温暖化対策としての環境配慮型製品への移行ならびに新興国、資源保有国の台頭による、マーケットの多極化に如何に戦略的に取組むかが、これからの企業の生き残り策と考えている。」と二つの大きなテーマを示し今後の成長戦略が述べられた。引き続き庭山会長が議長となり議案の審議が行われ多羅尾副会長(タカハタ産業株式会社 代表取締役社長)の閉会の挨拶で無事総会が終了した。


     総会終了後は、小師理事(東建工業株式会社 代表取締役社長)の乾杯の音頭で懇親会が開催され、和やかな雰囲気の中、会員相互の懇親の宴も二次会へと進んでいった。翌日は日光東照宮を参拝し昼食後散会となった。参加された笠友会員の皆様大変お疲れ様でした。
    (総務部/小谷記)

    館林工場前にて記念撮影

    庭山会長による総会開催の挨拶

             

    京谷特別顧問の挨拶

       


    三笠建設機械紹介

     三笠建設機械株式会社は西日本地区の販売を担当しています。その中でも大阪の 中心に位置している本社には近畿営業部とサービス課が在籍しております。 近畿営業部は大阪を拠点として日本第二の経済圏である近畿2府4県を担当し、サービス課は九州地区を除く西日本地区のアフターサービスをしております。

     本社は大阪市西区立売堀3丁目にあります。立売堀と書いて「いたちぼり」と読みます。馴染みがないと中々読み方が難しい~と思いますが、地名の由来には諸説あり、ルーツを辿ると17世紀まで遡ります。

     はるか昔、17世紀に開削された「いたち堀」が伊達藩との縁で「伊達堀」になり、江戸時代に木材の立ち売りが行われるようになって「立売堀」に改められたという説が最も有力です。大正時代以降は機械、工具、金属製品の問屋街が立地し、商業都市大阪の原点とも言えるような街です。

     また、大阪と言えば御存じ「食い倒れ」。財産を費やすほど食道楽が盛んな大阪ならではの言葉ですが、由来はと言うと戦前、大阪市内には 中小の河川が沢山あり、橋の建設や補修などで多量の杭(橋脚)が必要で、杭が財政を圧迫させてしまう・・・というところから「杭倒れ」と言いました。その後、橋の建設は減りましたが、代わりに飲食店の数が多い大阪では美味しい 料理をいくらでも食べることが出来るので「杭倒れ」にかけて「食い倒れ」と言うようになりました。由来はどうあれ、大阪は食文化が旺盛なところです。機会がありましたら是非足を運んで、食文化の醍醐味をご堪能頂けたら幸いです。

     大阪の話だけでも尽きませんが、近畿営業部の大阪以外の担当地1府4県(京都、滋賀、奈良、兵庫、和歌山)も、経済や産業だけでなく歴史や観光にも恵まれた地域であり、5か所の世界遺産を有しております。こちらについては、次の機会に改めて紹介させて頂きます。

     経済、文化に恵まれた地区を担当させて頂いている事に誇りを持ち、益々御客様に御満足いただけるよう努力して参りますので、今後とも宜しくお願い致します。

    三笠建設機械株式会社大阪本社
    事務所内部
    立売堀の問屋街
    道頓堀周辺
    三笠建設機械大阪サービスセンター
          

      

    三笠建設機械株式会社 大阪本社
    〒550-0012 大阪市西区立売堀3丁目3番10号
    TEL06-6541-9631 / FAX06-6541-9660
    [地図]

      

    三笠建設機械株式会社 大阪サービスセンター
    〒550-0012 大阪市西区立売堀3丁目5番25号
    TEL06-4303-5377 / FAX06-4303-5378
    [地図]

    編集者のひとりごと

    「三笠メールマガジン」をご愛読頂きまして誠にありがとうございます。

    先月中旬の休日に、とあるイベントに行ってきました。その中で、五感の働きを高め
    る試みとして、都内の大きな庭園の中で二人一組になって、片方がアイマスクをして
    もう片方の人が手をとって散策に案内するという催しがありました。

    アイマスクをしているので視覚は遮られており、頼るべきは触覚・聴覚・嗅覚・味覚
    を研ぎ澄ますことでした。電車の音や周囲の喧噪、風の向き、草花の香り、そして地
    面を踏む足裏の感触などなど。
    実際に体験してみると、目が見えない分、先入観を持たずに物事に向き合うことが出
    来、何とも不思議な・・・それでいてとても新鮮な気持ちになりました。

    日頃、目から入る情報のみで物事の大半を理解していました(つもり?!)が、これ
    からは他の感覚器官で感じる感覚を大切にしていく事を学びました。

    【 編集者 SK 】