新年あけましておめでとうございます。
昨年の日本経済は、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動とそれに伴う物価上昇や夏場の豪雨災害等の影響で予想以上に個人消費には落ち込みが見られました。
一方で経済対策や堅調な公共事業、中でも震災や災害の復興工事や老朽化インフラ対策工事などが景気の下支えとなり、我々建設関連業界にとっては比較的恵まれた一年になりました。
また、海外市場におきましても、住宅市場が回復してきた米国や建設ブームが再到来している中東諸国、インフラ需要の高まりが窺えるアフリカ諸国などを中心に、一段と円安が進んだ状況下で堅調な伸びを示すことが出来ました。
今年は、引き続き復興関連工事や老朽化インフラ対策工事の継続、東京オリンピック・パラリンピック関連工事の本格稼働などが予想されますので、昨年同様高水準の需要が続くものと期待しております。
このような状況を踏まえ、当社といたしましては工事の省力化や効率化を追求した新製品の開発を強化すると共に国内工場及びベトナム工場の効率的な生産体制の確立やそれに伴うロジスティクス体制の強化を図り納期の短縮に取り組んでまいります。
皆様のお蔭をもちまして昨年十一月に新社屋が竣工し今年は新社屋で新年を迎えることが出来ました。これも偏に皆様方のご支援の賜物と感謝いたしております。今後もお客様のご愛顧に応えるべく全社一丸となって頑張って参る所存でございます。
今年も三笠製品に変わらぬご愛顧をよろしくお願いしますとともに、本年が皆様にとりまして良い年になりますよう祈念いたしまして念頭のご挨拶といたします。
 

2015年元旦 三笠産業株式会社 代表取締役社長 京谷　弘也